【4月25日|しあわせニッコリ食で健康長寿の日】 〜鍼灸師が伝えたい、体と心を育てる食のはなし〜
4月25日は「しあわせニッコリ食で健康長寿の日」。 この機会に、“日々の食事”というベースを、改めて見直してみませんか?
私たち鍼灸師は、施術だけで健康が完成するとは考えていません。
どんなに丁寧に整えても、「食べているもの」と「眠る環境」が整っていなければ、体は本当の意味で変わっていかないからです。
特に40代〜50代の女性にとって、ホルモンバランスや肌・骨・気分の変化は「食」が支える部分がとても大きいのです。
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【食は“つくる”力。体も、心も。】
骨、血、筋肉、ホルモン、そして肌や髪まで。 それらすべては、日々食べているものでできています。
栄養が偏れば、体のパーツもバランスを崩します。 加工品や糖質・脂質が多すぎると、疲れやすさ・肌荒れ・不調の連鎖につながることも。
鍼灸で整えることはできても、「材料」がなければ変化は定着しません。
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【東洋医学の食養生】
東洋医学では、食材には「五味(ごみ)」と「五性(ごせい)」という性質があります。 体質や季節に合わせて、今の自分に合うものを選ぶ——それが“食養生”の基本です。
春 → 酸味・芽野菜で「肝」を整える 夏 → 体を冷やす瓜類や緑の野菜で「心」のケア 秋 → 白い食材や根菜で「肺」を潤す 冬 → 黒豆・黒ごま・温性の食材で「腎」を温める
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【今日からできる“しあわせニッコリ食”のヒント】
1. 「まごわやさしい」食材を毎日ちょっとずつ ま(豆)ご(ごま)わ(わかめ)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ)い(いも)
2. 発酵食品で腸から元気に 味噌・納豆・ヨーグルト・ぬか漬けなどを1日1品
3. 良質な油で細胞にうるおいを オリーブオイル・亜麻仁油・えごま油など。過剰摂取には注意!
4. 甘いもの・脂っこいものは“控えめご褒美” スナック菓子よりも、旬の果物や手づくりスイーツを
5. 旬のものをいただく 今の季節がくれた食材を、そのまま感謝して食べる。それが一番の“おくすり”です。
6. ゆっくり、よく噛んで食べる 30回噛むことで消化を助け、満腹感も得られます。 忙しい日も「味わう時間」は大切に。
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【さいごに】
治療では代わりにならないことが、食と睡眠にはあります。 だからこそ「食」は、毎日の積み重ねの中で体と心を育ててくれる大切な土台。
しっかり食べて、しっかり眠る。 そのうえで、鍼灸というやさしい手当てが、あなたの“本来の調子”を引き出してくれます。
明日の「しあわせニッコリ食で健康長寿の日」 あなたの体をつくる、あたらしい一歩になりますように。
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メタ鍼灸院
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