鍼灸師がすすめる ‟肩こりのツボ 5選” とセルフケア・1日ルーティン
4月22日「肩コリを労わる日」特別コラム
鍼灸師がすすめる ‟肩こりのツボ 5選” とセルフケア・1日ルーティン
4月22日は、夏目漱石が『門』で“肩コリ”を描写した日にちなみ制定された〈肩コリを労わる日〉。アースデイでもある今日は、地球環境と同じくらい自分の“身体環境”も労わる絶好のタイミングです。パソコン、スマホ、家事──現代人の肩には四六時中ストレスがかかっています。「朝から肩が重い」「夕方には首が石のよう」・・・そんな声を毎日のように聞く鍼灸院から、臨床で即効性を感じやすいツボを5つ厳選しました。
<ツボ5選と押し方>
ツボ 場所と押し方 期待できる作用
① 肩井〈けんせい〉 首の付け根と肩先を結ぶ線の中点。中指で真下に5秒圧し3秒休む×5回 僧帽筋のこわばり解除、血流UP
② 天柱〈てんちゅう〉 後頭部の生え際、太い首筋の外側くぼみ。両親指で10秒キープ×3回 眼精疲労・首ハリ緩和
③ 合谷〈ごうこく〉 手の甲、親指と人差し指の骨の合流点。3秒かけ押し3秒で離す×10回 肩・顎周りの緊張、ストレス緩和
④ 曲池〈きょくち〉 肘を曲げて出来るシワ外端。親指で5秒圧×5回 前腕疲労物質の排出、血行改善
⑤ 足三里〈あしさんり〉 膝下外側の指4本分下。交互に5秒圧×10回 全身の気血巡りを高め芯から肩をゆるめる
<<ポイント>>
息を吐くタイミングでじわっと圧を深めると副交感神経が優位になり筋肉がゆるみやすくなります。
ぐいぐい強い力ではなく、やさしくじわーっと深くに触るイメージで。
入浴後や蒸しタオルで肩を温めてから押すと効果倍増。
今日からできるセルフチェック&1日ルーティン
朝:自分のからだ・こころチェック1分
自分の身体に意識を向ける。今日の自分の身体の軽さはどうかな?痛い所、気になるとこはあるかな?気持ちは重い?浮ついてる??
※絶好調と思うときほど要注意。気持ちの感覚と・実際の認識がずれていることも。
深呼吸しながら肩甲骨を背骨に寄せ、5呼吸キープ。
昼:タイマー式“首肩リセット”
デスクワーク中は45分ごとにアラームを設定。立ち上がり、肩井を左右5回ずつ押したあと腕を回転。これだけで午後の集中力が違います。
夕:湯船+ツボ押しセット
38〜40℃の湯に10分浸かったら、浴室内で天柱と曲池を各3セット。血行が高まった状態で押すことで老廃物の流れが加速。
夜:白湯200 mlと足三里ケア
就寝前に白湯をゆっくり飲み、ベッド脇で足三里を10回ずつ押圧。全身循環が整い、寝ている間の修復力を高めます。
<<まとめ>>
肩コリは「疲労と老廃物の滞留」を知らせるサイン。今日紹介したツボはどれも道具いらずで、押してすぐにジワッと温かさを感じやすい部位ばかりです。セルフケアで変化が乏しいガンコなコリは、鍼とお灸で深層部の筋・筋膜と自律神経へ同時アプローチすると、巡りが一段とスムーズに。
肩を労わる日をきっかけに、コリを“溜め込まない生活習慣”を始めてみませんか?詳しい施術内容やWeb予約は、当院公式LINE・予約ページに掲載しています。軽やかな肩でゴールデンウィークを迎えましょう!
☆鍼が初めての方もだいじょうぶ。お待ちしています!☆
神奈川県横浜市中区石川町1-13-4 大倉ビル4階
メタ鍼灸院
坪内英理子
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