日本が生んだ“痛みを感じにくい鍼”
日本が生んだ“痛みを感じにくい鍼”
4月18日発明の日。発明は私たちの暮らしをラクにし、時に常識をひっくり返します。
鍼灸の世界で常識を変えた発明・・・それが**管鍼法(かんしんほう)**です。
●杉山和一、逆境からのひらめき
17世紀後半。幼くして失明した杉山和一は、江戸で鍼術を志すも伸び悩み、郷里へ戻ろうと旅に出ます。途中、江の島の岩屋で竹の中が空洞になっていることに気づき、
「筒で鍼をガイドできれば、もっと正確で痛みの少ない施術ができるのでは?」
と着想します。こうして 竹筒+軽打ち というシンプルながら革新的な方法が誕生しました。
●将軍の病を治し、関東総検校へ
完成した管鍼法で技術を磨きなおした和一は、第五代将軍 徳川綱吉の難治症を治療し、御殿医として名声を確立。幕府は彼に関東総検校(盲人官職の最高位)を授け、鍼治講習所を開かせます。ここから多くの優秀な鍼師が輩出され、日本全国に管鍼法が広まりました。和一は江の島弁財天を深く信仰し、複数の堂塔を寄進。1694年に没し江戸に葬られますが、翌年江の島にも墓碑が建てられています。
●管鍼法がもたらしたメリット
痛みが少ない→鍼尖が皮膚に直接触れず、瞬間刺激で刺入。
深さ・角度が安定→筒がガイドになるため、細い鍼を正確に操れる。
衛生的→現在はディスポ鍼+プラチューブで感染予防も万全。
今日、日本の鍼灸院の9割以上が管鍼法ベース。海外でもガイドチューブ付きディスポ鍼は「JAPANESE NEEDLE」と称され、痛みの少なさと安全性でシェアを伸ばしています。
●注射のイメージで怖がるのはもったいない
「はり=痛い」と思われがちですが、管鍼法の鍼は髪の毛より細いものも多く、打ち込む瞬間の“コツン”という感覚だけで、刺さったことに気づかない方も。
実は痛みの少ない日本式鍼灸を、まだ体験していないのはもったいない!
慢性の肩こり・腰痛はもちろん、ストレスによる自律神経の乱れや女性特有の不調にもやさしく働きかけます。
メタ鍼灸院では 管鍼法を利用した整動鍼×碓井流活法 を組み合わせ、やわらかな刺激で深部のコリ・循環不良をリセットします。
「鍼は怖いかも…」そんな方こそ、一度お試しください。
<ご予約はリンクから>
日本が生んだ“痛くない鍼”で、あなたの自然治癒力を呼び覚ましましょう。
神奈川県横浜市中区メタ鍼灸院
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