女性の歩みと女性の日、そして「PMS×鍼灸」という選択肢
1946年(昭和21年)、日本で戦後初の総選挙が行われ、初めて女性の参政権が認められました。この出来事は、長い歴史のなかで女性たちが勝ち取った大きな一歩でした。以来、社会の中で女性の役割は大きく変わり、今では政治、経済、医療、文化などさまざまな分野で女性たちが活躍しています。
そして現代では、3月8日の国際女性デーや日本の女性の日を中心に、女性の権利向上や生き方を考える機会が増えています。ただ、女性が社会で力を発揮するためには、権利や制度だけでなく、女性ならではの心身の悩みや健康問題にもきちんと目を向けることが欠かせません。
その中でも多くの女性が抱えている悩みが、**PMS(月経前症候群)**です。
生理前の不調、「こんなもの」とあきらめていませんか?
PMSとは、生理の1~2週間前から心と体にさまざまな不調が現れる症状のことです。具体的には、
✅気分が落ち込む、イライラする
✅頭痛や腹痛、むくみ、倦怠感
✅集中力が続かない、眠気や不眠
など、症状は本当に人それぞれ。日常生活に支障をきたすほど重い症状に悩まされる人も少なくありません。
「仕方ない」と我慢している人も多いかもしれませんが、実は**鍼灸(しんきゅう)**によってPMSの症状を和らげるサポートができることをご存じでしょうか?
PMSに鍼灸が効く理由
鍼灸は、東洋医学の考えに基づき、身体全体のバランスを整える施術です。ツボを刺激し、気・血(エネルギーと血液)の巡りをスムーズにすることで、人間が本来持っている自然治癒力を高めます。
PMSの不調は、ホルモンバランスの変化によって起こりますが、その背景には「自律神経の乱れ」や「血流の悪化」が深く関わっています。鍼灸はこれらに働きかけるため、次のような効果が期待できます。
・自律神経を整え、心の安定をサポート
イライラや不安感、気分の落ち込みを和らげます。
・血流改善で体の冷えやむくみを緩和
冷え性や下半身のむくみ、肩こり、腰痛にも効果的です。
・内臓機能を整えてホルモンバランスにアプローチ
生理前後の腹痛や頭痛、消化不良などにも働きかけます。
また、鍼灸治療中は、副交感神経が優位になりリラックス効果も高まります。施術後、「なんだか体も心も軽くなった」と感じる方が多いのはこのためです。
もっと自分を大切にするために
社会で活躍する女性が増える一方で、自分を犠牲に「頑張りすぎてしまう」ことも多い現代。
身体の痛みや不調として現れたサインを無視して無理をし続けると、PMSはますます悪化し、日常生活の質も低下してしまいます。
そんなときこそ、鍼灸を通じて自分の身体と心をいたわり、ケアしてみませんか?
メタ鍼灸院では鍼灸・呼吸、日常の所作を通じて、薬のように「症状を抑え込む」のではなく、身体全体を調整しながら根本から改善をめざす方法です。定期的なケア・自分の癖の修正を取り入れることで、PMSの時期だけでなく、普段の体調や気分も楽になっていきます。
「自分をいたわる時間を持つ」
それは、忙しい毎日を乗り切るための大切な自己投資です。
最後に
1946年、女性たちが選挙権を手にしてから約80年。
私たちには、社会の中で自由に生きる権利が与えられました。しかし、その自由を本当に楽しむためには、まず自分自身の心と体を整えることが必要です。
女性の日をきっかけに、自分をもっと大切にする時間を作ってみましょう。
そして、もし「最近ちょっと無理しているかも」「PMSがつらいな」と感じたら、鍼灸の力を頼ってみてください。
あなたがもっと自分らしく、心地よく過ごせる毎日のために――鍼灸は、きっと力になってくれるはずです。
神奈川県横浜市中区石川町1-13-4 大倉ビル4階エナガーデン内
メタ鍼灸院
坪内英理子
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