「食と野菜ソムリエの日」 横浜・石川町メタ鍼灸院
【4月9日「食と野菜ソムリエの日」特別コラム】
東洋医学から学ぶ、春のインナービューティーケア
4月9日は「食と野菜ソムリエの日」。
春は、自然界も人の体も目覚める季節です。
東洋医学では、春は「肝(かん)」の季節とされ、体の中を巡る「気(き)」や「血(けつ)」の流れを整えることが、心と体、そして肌の美しさにもつながると考えられています。
◆ 春と「肝」の深い関係
東洋医学における「肝」は、血液を蓄えたり、気や感情の流れをコントロールする働きをもっています。
春になると、自然と一緒に私たちの体も動き出しますが、この時に肝のバランスが乱れると、
・肌が荒れる・くすむ
・気分が不安定になる
・消化がうまくいかない
といった不調が出やすくなります。
これは、気血の流れが滞っているサイン。だからこそ春は、肝をいたわり、巡りをよくするケアがとても大切です。
◆ インナービューティーをサポートする食材選び
東洋医学では、味にも働きがあると考えられています。特に春は、酸味を上手に取り入れると、肝の働きを助けると言われています。
<<春におすすめの食材>>
梅干しやレモンなどの酸っぱいもの
→ 気の巡りをスムーズにして、イライラを鎮めます。
緑色の野菜(菜の花、セロリ、春菊など)
→ 肝を元気にして、体の中からキレイをサポートします。
発酵食品(味噌、納豆、ぬか漬け)
→ 腸内環境を整え、血(けつ)を作る力を高めます。
また、「肝は血を蔵す(かんはけつをぞうす)」という言葉もあるように、血を養うことも肝にとってとても大切。
黒豆やプルーン、クコの実なども、内側からの美しさをサポートしてくれます。
◆ 今日からできる春のインナービューティー習慣
・朝一番に白湯を飲んで体をゆっくり目覚めさせる
・毎日の食事に旬の野菜や発酵食品を取り入れる
・ふっとイライラしたら、深呼吸して気持ちを整える
・軽いストレッチや散歩で気の巡りを促す
春は新しいことを始めたくなる季節。体も心も巡らせる習慣を取り入れて、インナービューティーを育てていきましょう。
神奈川県横浜市中区石川町1-13-4 大倉ビル4階エナガーデン内
メタ鍼灸院
坪内英理子
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