【4月8日は「指圧の日」】
4月8日は「指圧の日」
女性鍼灸師が伝える、東洋医学に基づくツボ押しセルフケア
こんにちは、鍼灸師の坪内です。
4月8日は「指圧の日」。
東洋医学では、未病(みびょう)=「病気になる前の不調」を整えることがとても大切と考えます。
今回は、未病を防ぐためにぜひ日常に取り入れていただきたい、三つの経穴(ツボ)をご紹介します。
足三里(あしさんり) — 胃経
【取穴部位】
膝蓋骨(膝のお皿)の下縁中央から、指4本分下がった脛骨外側縁上。
【効果・適応】
・脾胃の気を整え、消化機能を高める
・免疫力の強化
・疲労回復、倦怠感の改善
【押し方】
母指または中指で、やや深めに垂直圧をかけ、10秒ほどゆっくり押圧。3〜5回繰り返しましょう。
三陰交(さんいんこう) — 脾経・肝経・腎経の交会穴
【取穴部位】
内果(内くるぶし)上縁から指4本分上、脛骨後縁の際。
【効果・適応】
・婦人科系疾患(月経不順、月経痛、更年期障害など)
・冷え症、浮腫(むくみ)
・ホルモンバランスの調整
【押し方】
指先で骨に沿って軽く押し上げるように刺激します。呼吸を吐きながら、心地よい圧で10秒押して、ゆっくり離します。
承山(しょうざん) — 膀胱経
【取穴部位】
アキレス腱中央からふくらはぎ中央をたどり、筋腹(筋肉のふくらみ)が最もくびれるところ。
【効果・適応】
・足の疲労、こむら返り予防
・下肢の血流促進
・腰痛、坐骨神経痛の緩和
【押し方】
ふくらはぎを軽くつかむようにしながら、親指でじんわりと圧迫します。硬結(かたまり)がある場合は、少し長めに刺激を与えましょう。
☆セルフケアのポイント
・力任せに押さないこと。
「イタ気持ちいい」くらいの圧で、呼吸に合わせてリズムよく行うのが効果的です。
・できれば毎日少しずつ。
東洋医学では「継続」が何よりも力になると考えます。1日3分でも続けることが大切です。
・体調に合わせて調整する。
疲労が強いときは回数を減らし、逆に元気なときはじっくりと。無理せず、自分の体と相談しながら行いましょう。
ツボ押しは、自分の手でできる「治療」であり「予防」です。けれども、セルフケアでは手が届かない部分や、深い体のバランスは、やはりプロの手を借りるのが一番。
「最近、疲れが抜けないな」
「もっと体の芯から整えたいな」
そう感じたときは、ぜひメタ鍼灸院へご相談ください。
東洋医学の知恵と技術で、あなたの心身を丁寧に整えます。
神奈川県横浜市中区石川町1-13-4 大倉ビル4階エナガーデン内
メタ鍼灸院
坪内英理子
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